長崎の街を極彩色に彩る長崎ランタンフェスティバル。
旧暦の1月1日から1月15日にかけて行われる長崎の冬の一大イベントです。もともと長崎新地中華街の人たちが、旧正月を祝う春節祭として始まったものが、平成6年より「長崎ランタンフェスティバル」として年々広がりを見せ、長崎の冬の風物詩として知られるようになりました。
新地中華街はもとより、浜の町・観光通りアーケードなど、市内中心部が色鮮やかなランタンで飾られます。
コロナ禍の影響もあり、残念ながら今年は提灯の装飾とオンラインPRのみの実施。しかし私たちの心の中には、ランタンフェスティバルの灯りがしっかりと灯っています。
2023年に長崎の街にランタンの灯りと賑わいが「戻ってきますように」との願いをこめた「RETURN/返回」をテーマとした6本の動画で、長崎ランタンフェスティバルの魅力をお伝えします。
中国の歴史と共に、長崎ランタンフェスティバルの歴史や歴代の皇帝の紹介などを特集。
ランタンフェスティバルでこそ見れる、変面ショーなど数々の伝統芸を職人の方にインタビューしながらご紹介。
グルメ王国と言われるランタンフェスティバル。中国由来の食べ物から、長崎独自の食べ物までご紹介します。
あらゆる技術を用いて作られるランタンオブジェ。テーマや意味などを掘り下げていきます。
ランタン会場をはじめ、街中で鳴り響く音色。龍踊で鳴る銅鑼や爆竹、皇帝パレード等で鳴り響く音色をご紹介。
全6テーマの総まとめとして、ランタンならではの光の美しさや壮大さをご紹介します。
今年は、春節(2022年2月1日)~元宵節(2月15日)までの15日間、コロナの影響下の中頑張っておられる市民の皆さまへのエール、長年ランタンフェスティバルを支えてくださった皆さまへの感謝の気持ちを込めた、ランタン(提灯)装飾と、翌年に向けたオンライン等を活用したPRを実施します。
本場中国の風情たっぷり。
2023年は、この冬開催できなかった分も含め、より鮮やかに、賑やかに盛り上がります。
長崎で、会いましょう。
一般的な提灯の形をしたランタンの他にも、動物たち、歴史上の人物、植物など旧正月を祝うのにふさわしい縁起の良い芸術的な大型のランタンオブジェが会場周辺を彩ります。
毎年新作として発表されるのが「干支ランタン」。同じものは一つとない、オリジナルデザインの干支ランタンは、たくさんのランタンの中でも大人気。記念撮影のスポットにもなっています。過去に作られたランタンも並ぶので、12支を見つけてみてください。
定番の観光スポット眼鏡橋もこんなに鮮やか。ここでランタンの色にご注目ください。赤いランタンではなく黄色のランタンが飾られています。黄色のランタンは、眼鏡橋周辺だけの限定色。
新地中華街電停から中華街に向かう通りのピンクのランタンも、可愛くて映えると大人気。それぞれの限定カラーをチェックしましょう。
長崎ランタンフェスティバルの特設会場では、本場中国の舞踊や、二胡などの伝統的楽器で演奏が楽しめます。これは「本場」にこだわった演出の一部。
実は、飾られるランタンもすべて本場中国で作られたもの。製造もリペアもすべて現地で行われています。
扇子に隠れた一瞬で、踊り子の顔が変わる「変面」。間近でみていてもその仕掛けがわからない技は国家機密とも呼ばれてきました。長崎ランタンフェスティバルでも定番の人気演目です。
長崎ランタンフェスティバルの目玉のひとつ「皇帝パレード」。清朝時代のお正月に皇帝・皇后がそろって町中に出かけ、民衆と一緒に新しい年を祝う様子をイメージして創作されたパレードで、皇帝・皇后の御輿を中心に旗隊など総勢約150名が豪華な中国衣装を身にまとって行進します。皇帝・皇后には長崎ゆかりの時の人が登場。2020年に浦川翔平さん、宮﨑香蓮さんが皇帝・皇后役を務めたときは期間中約100万人が詰め掛けました。
2022年はオンラインならではの
ランタンフェスティバルを
楽しんでいただければ幸いです。
2023年の冬は、ここ長崎で
みなさまに極彩色の冬をお楽しみいただけることを願っています。